イサム・ノグチ

2021年4月3日

イサム・ノグチ

広大な敷地には自然がたっぷりあって、さまざまな遊びが点在されていている、横浜のこどもの国。 先日行ったのは、3月でした。 園内の奥のほう、みんなからは忘れ去られてしまいそうな場所に、イサム・ノグチの設計した遊び場があります。子どもたちはこのイサム・ノグチの構造物に夢中になりました。 最初は、一番上まで登って遠くを見たり、なんとか自分で降りてみようと試みていましたが、しばらくすると、その赤いテトラポットのような物体を、フクロウの家族の住む家に見立てた遊びを思いついたのです。 枝を集めてベッドを造ったり、土でつくったご飯をたべたり。 「 ホーホー、そろそろ夜だから起きましょう。」とか 「朝だよ!寝ましょうね。」とか 夜行性のフクロウになりきった二人。 子どもたちは、たのしみはじめると私のことなど本当に見えていないよう。こういう子供たちの集中力の高まりを感じると私はいつも、 「ああ、このあそびは成功だ。」と思うのです。 日が暮れて、帰ろうよと声をかけても、まだまだ遊びたそう。 ちっとも帰る気配はありません。 困った私は、とっさに足元に落ちていた木の枝を拾って「この鍵でお家に鍵をかけておくのはどう?」と言いました。 子どもたちは、「うん!」と納得した様子です。やったー! 「ガチャ」フクロウの家にはしっかりと鍵がかけられました。 これでもう安心です。誰もこの家には入れません。 見えない世界を楽しむ時間をくれたイサム・ノグチ。 遠い空の上から私たちを見守ってくれているはずです。 次に来るときには、鍵を忘れないようにしなくては ...... Contax Aria / Kodak PORTRA 160
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